秋の彼岸はいつ。 2020年の春と秋の彼岸はいつ?由来や日付、お布施の相場などをご紹介します。

(2020年春と秋)お彼岸入りはいつ?おはぎの意味やお墓参りの知識

秋の彼岸はいつ

「お彼岸は、いつ?」 「お彼岸って、何をすればいいの?」 「夫の実家にお彼岸で呼ばれたけど不安・・・お供えものは、何にしよう?」 毎年、春と秋にあるお彼岸。 しっかり準備を整え、安心してお参りしたいですよね。 こんにちは。 ホトカミ編集部仏教担当の横井です。 今回取り上げるテーマは 「お彼岸(おひがん)」。 以前、あるユーザーさんから 「3月に入ったし、そろそろお彼岸だな、お供えものはどうしようか?何か準備をしないといけないな・・・と思っているうちに、 お彼岸が過ぎてしまい、お参りできなかった!」という報告を受けました。 彼の後悔は、 しっかりお供えものを準備をして、 「お彼岸に、忘れずお参りしたかった!」 そこで今回は、 「お彼岸の意味」「お供えもの」「お墓まいりの作法」など、 安心してお彼岸にお参りするための、すべての知識をすべて紹介します! ぜひ最後まで読んで、お彼岸にお参りしてくださいね。 2020年春と秋のお彼岸はいつ? お彼岸とは、春分の日・秋分の日の前後3日間を含めた7日間の間に、 お仏壇やお墓に手を合わせて、先祖を供養する行事です。 そのとき、お仏壇やお墓もキレイに掃除をします。 『2020年のお彼岸は、春が3月17日(火)から3月23日(月)、 秋が 9月19日(土)から9月25日(金)まで』です。 2020年のお彼岸は、• 春:3月17日(火)から3月23日(月)まで• 秋:9月19日(土)から9月25日(金)まで 気づいたらお彼岸が終わってしまっていた・・・なんてことが起こらないように、 カレンダーなどに記入しておきましょうね。 初日にあたる3月17日(火)、9月19日(土)を 彼岸入り(ひがんいり)といい、 3月21日(木)の「春分の日」、9月23日(月)の「秋分の日」を 中日(ちゅうにち)、 お彼岸の最終日となる3月23日(月)、9月25日(金)を 彼岸明け(ひがんあけ)といいます。 一般的にお彼岸の期間は、 春分の日、秋分の日を中日(ちゅうにち:真ん中の日)とし、その前後3日間を入れた 合計7日間です。 また、 『2021年のお彼岸は、春が3月17日(水)から3月23日(火)、 秋が 9月20日(月)から9月26日(日)まで』です。 2021年のお彼岸は、• 春:3月17日(水)から3月23日(火)まで• 秋:9月20日(月)から9月26日(日)まで 2021年のお彼岸の日程もカレンダーに書き込んでおけば、安心ですね。 では、「なぜ、お彼岸は春分の日、秋分の日なのでしょうか?」 これには諸説あります。 今回は 「お彼岸に極楽の世界を拝むことができる」「春分の日・秋分の日は中道(ちゅうどう)という仏さまの教えを表す」という2つの説を紹介します。 まずは「極楽の世界を拝むことができる」という説について。 春分の日・秋分の日には太陽が真西に沈むため、 西にある極楽の世界を拝むことができるとされています。 沈んでいく太陽が、極楽の世界への目印というわけですね。 そのため、太陽が真西に沈むお彼岸にお参りします。 2つ目は「春分の日・秋分の日は中道(ちゅうどう)という仏さまの教えを表している」という説です。 仏教には、 かたよらないことを大切にする「中道」(ちゅうどう)という教えがあります。 春分の日・秋分の日は、昼と夜の長さが同じです。 昼と夜の長さが同じということは、かたよりの無い「中道」を表しています。 だから、「昼と夜の長さが同じになる 春分の日・秋分の日は中道(ちゅうどう)という仏さまの教えを表している」といえます。 なぜ、お彼岸は春分の日、秋分の日なのかというと、仏さまの教えに由来しているんですね! ここまで、「お彼岸の日程」と「なぜ、春分の日・秋分の日がお彼岸なのか?」ということを紹介しました。 次に、お彼岸にお参りするための準備について紹介します。 「お供えもの」「お墓参りの作法」を確認し、安心してお彼岸にお参りしましょう。 「お供えもの」「お墓参りの作法」お彼岸の不安を解消! 『2020年のお彼岸は、春が3月17日(火)から3月25日(月)、秋が 9月19日(土)から9月25日(金)まで』ということがわかりました。 次に、お彼岸にお参りするための準備をしましょう。 「お供えもの」や「お墓参りの作法」も確認し、しっかり準備を整え安心してお参りしたいですよね。 ここでは 「お供えもの」「お墓参りの作法」について解説します。 それでは、さっそく見ていきましょう。 お彼岸のお供えものは「ぼたもち」と「おはぎ」 「お供えものって、何が正解なんだろう・・・?」 いつも迷いますよね・・・ 一般的なお彼岸のお供えものは「ぼたもち」と「おはぎ」です。 「ぼたもち」と「おはぎ」は名前は異なります。 しかし、 「ぼたもち」と「おはぎ」はまったく同じものです。 春には「ぼたもち」、秋には「おはぎ」と名前が変わります。 春は牡丹(ぼたん)の花から「ぼたもち」、 秋は萩(はぎ)の花から「おはぎ」と呼ばれます。 季節の花の名前によって、名前が変わるんですね。 ちなみに、ぼたもちやおはぎの材料である あずきの赤い色は「魔(ま)をはらう」とされています。 そのため、ぼたもちやおはぎを食べることで、 「悪いものが入ってこないように」という意味が込められているんです。 そのほかにも、お供えものとして 「くだもの」や「和菓子」がオススメです。 お供えしたあとに、「おさがり」としてみんなで食べることができるからです。 また、ご先祖さまに喜んでいただけるのは、 ご先祖さまが生前好きだったものです。 そのため、 ご先祖さまに喜んでいただけるようなものもオススメです。 お彼岸のお供えものは、「おはぎ」や「ぼたもち」に加えて、 「くだもの」や「和菓子」、さらには「ご先祖さまが生前好きだったもの」が良いということが分かりました。 次に、「お墓まいりの作法」について見ていきましょう。 お墓参りの作法 「お墓参りの作法、毎回不安になってしまう・・・」という方もいるのではないでしょうか。 一緒にお墓まいりの作法を復習しましょう。 まず、お墓参りに必要なものを確認します。 お墓参りに必要なものは、• ろうそく• ライター• お供えもの 忘れものが無いようにしたいですね。 お墓には、 花立(はなたて)、香炉(こうろ)、水鉢(みずばち)などがあります。 必要なものを持ってお墓に到着したら、 1. お墓の掃除をする まず、お墓の掃除をしましょう。 合掌して一礼してから、 落ち葉や雑草を掃除し、墓石に水をかけながら、ぞうきんなどで汚れを落とします。 掃除をするとき、たわしなどを使うと傷がついてしまうので、 やわらかい布を使いましょう。 お供えものは半紙などの紙の上におきます。 (水鉢は、浄土真宗や神道式のお墓などにはない場合もあります。 ) お線香は香炉(こうろ)に立てましょう。 香炉に線香立てがついている場合は、線香立てを使います。 水鉢にお線香を立てたり、ろうそくを立てたりするのは間違いです。 気をつけましょう。 お参りする そして合掌し、 ご先祖さまに挨拶と感謝の心をお祈りください。 このとき、ご自身の宗派の お経やお念仏などを唱えるのもよいでしょう。 お祈りが終われば、 お供えものを「おさがり」として持ち帰りましょう。 花立の花は、お寺が処分して下さる場合もありますが、 放置すると腐ったり、動物に食べられたりすることがあります。 持ち帰るというルールが決まっている場合は、持ち帰りましょう。 ここまでお彼岸の日程、お供えものやお墓まいりの作法について見てきました。 これで安心して、お供えものを持って、お彼岸にお参りすることができますね。 最後に、より良くお彼岸を過ごすために、お彼岸の由来について紹介します。 実はお彼岸はインド由来の言葉なんです! 日本の伝統行事であるお彼岸と遠く離れたインドがどう関係しているのでしょうか? それでは、心を込めてお参りできるように、お彼岸について深く知りましょう。 お彼岸を深く味わうための豆知識 お彼岸は日本だけの仏教行事です。 しかし、「彼岸」はインド由来の言葉です。 遠く離れたインドの言葉がどのように日本に伝わったのでしょうか。 ややこしいのですが、この記事では「お彼岸」は日本だけの仏教行事、 「彼岸」は仏教でいう悟りの境地として紹介していきます。 「お彼岸」・・・日本だけの仏教行事• 「彼岸」・・・悟りの境地のこと ここでは、「彼岸」のルーツとなる言葉がインドから日本に伝わるまでの歴史と 「お彼岸」という日本の仏教行事が生まれるまでの歴史、 さらに、心を込めてお参りするための「お彼岸」の過ごし方を紹介します。 「彼岸」はインド由来の言葉 お彼岸の「彼岸」という言葉の由来、知っていますか? 「彼岸」は、遠く離れたインド由来の言葉なんです。 ここでは、「彼岸」の由来となる言葉がインドで生まれてから中国で漢字に翻訳され、日本に伝わるまでの歴史を紹介します。 お彼岸が生まれた背景を知り、心を込めてお参りできるようにしましょう。 それでは、まず「彼岸」の由来について説明していきます。 仏教が生まれたインドの言葉である、サンスクリット語に「パーラミター」という言葉があります。 「パーラミター」とは、「最高であること」や「彼方へ行った」という意味の言葉です。 特に仏教では「パーラミター」を、「悟りに至った」と解釈しました。 「パーラミター」という言葉が中国に伝わり、漢字に翻訳されたとき、中国のお坊さんは 「パーラミター」を「到彼岸(とうひがん)」と翻訳しました。 「到彼岸(とうひがん)」とは、直訳すると「あちらの岸に到る」という意味です。 「悟りに到る」ことを河を渡る様子にたとえ、「到彼岸(とうひがん)」と表現しました。 (まだ悟っていない状態を此岸(しがん)といいます。 ) 「パーラミター」というインドの言葉が中国で「到彼岸(とうひがん)」と漢字に翻訳され、仏教が日本に入ってくると同時に、日本にも「彼岸」という言葉が伝わったんですね。 「彼岸」という言葉は、インドから中国を通って日本まで旅してきたんですね。 では、「彼岸」が日本で「お彼岸」に発展するまでには、どのような歴史があったのでしょうか? それでは見ていきましょう。 「お彼岸」は日本だけの仏教行事 「彼岸」はインド由来の言葉ですが、「お彼岸」は日本だけの仏教行事なんです。 他の国にはお彼岸はないんですよ。 「お彼岸」・・・日本だけの仏教行事• 「彼岸」・・・悟りの境地のこと 「お彼岸」と同じくご先祖さまをおまつりする仏教行事といえば、夏に行われる「お盆」があります。 お盆は中国で成立したとされるお経に由来し、中国や台湾、そして日本などで広く行われている行事です。 お盆は、グローバルな行事なんですね。 それに対して、 「お彼岸」は日本人が昔から行っていた慣習に仏教が結びついてできた、日本だけの行事です。 「お彼岸」が日本で生まれるまでを紹介します。 秋のお彼岸に見ごろを迎える彼岸花。 日本人は古来より、農耕が始まる春分の日に豊作を太陽に祈願する慣習がありました。 これを「日願(ひがん)」といいます。 この「日願(ひがん)」に仏教の考え方が加わることで、仏教行事としての「お彼岸」が成立し、ご先祖さまをおまつりする行事になりました。 「お彼岸」の成立は、平安時代に宮中で「お彼岸」の法要が行われていたという記録からわかっています。 1000年近くも昔から日本では仏教行事として「お彼岸」を行っていたんですね。 古くからの日本の慣習と仏教の考え方が結びついて「お彼岸」は生まれました。 「お彼岸」はご先祖さまをおまつりする行事と紹介しましたが、実はそれだけではありません。 「お彼岸」には、より良く生きるためのエッセンスが詰まっているのです。 それでは「お彼岸」はどう過ごせば良いのでしょうか? より良い「お彼岸」の過ごし方をご紹介します! お彼岸は、自分を見つめなおす1週間 お彼岸は、ご先祖様を供養するだけの期間ではありません。 実はお彼岸は、 自分自身がよりよく生きるための方法を実践する期間でもあるのです。 仏教では、悟りに至るため励むべき6つのことである、 「六波羅蜜」(ろくはらみつ)というものがあります。 波羅蜜とは、先ほどご紹介したお彼岸の語源「パーラミター」の音写(音を漢字にあてはめた言葉)です。 六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、• 布施(ふせ):見返りを求めない施しをすること• 持戒(じかい):ルールを守り、自分自身を戒めること• 精進(しょうじん):絶え間なく努力をすること• 忍辱(にんにく):短気にならず、忍耐をすること• 禅定(ぜんじょう):こころを落ち着かせ、反省をすること• 智慧(ちえ):上の五つをふまえ、物事の道理を見極めること この六波羅蜜(ろくはらみつ)を1つ1つ実践する日がお彼岸の期間というわけです。 お彼岸の1週間には、中日を除いた6日間のあいだは六波羅蜜に1つずつ取り組み、中日(ちゅうにち)にはご先祖さまに感謝をします。 おわりに 「お彼岸の日程」「お供えもの」「お墓参りの作法」そして、「お彼岸のより良い過ごし方」を紹介しました。 『2020年のお彼岸は、春が3月17日(火)から3月23日(月)、秋が 9月19日(土)から9月25日(金)まで』です。 ご先祖さまが 生前好きだったものなどをお供えし、 お仏壇やお墓へお参りしましょう。 ぜひ、この機会にお彼岸の由来や意味を知り、 ご先祖さまに感謝の想いを伝え、自分自身を見つめなおしてみてください。

次の

2020年のお彼岸はいつ?春の彼岸入り・秋の彼岸入りの日程を解説|終活ねっとのお坊さん

秋の彼岸はいつ

そもそものお彼岸について 語源としてはサンスクリット語のパーラム、パーラミターの意訳で到達・成就といった意味があり彼岸に至る=悟りを開くための超えるべき川の向こう岸に、いわゆる「涅槃(悟りと同じ意味で煩悩の無い世界)」があるとされています。 春分の日と秋分の日は昼夜の長さが同じになります。 仏教ではあの世は西に存在すると考えられており、太陽がこの春分・秋分の日には真西の方角に沈む日になります。 こういった事があり、この秋分の日と秋分の日は、この世とあの世の距離が、最も近くなる日と考えられており、このお彼岸の期間に、供養をしっかり行う事によって、極楽浄土へ行けると考えられています。 ただし、お彼岸自体は日本仏教のみに存在するもので、世界各国にある仏教にお彼岸というものは存在しません。 日本では、この時期にはお墓参りをして墓石を掃除したり、お仏壇を掃除したり、馴染みのあるお寺の彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要に参加したりします。 お彼岸の迎え方と準備や御供えについて 語源としてはサンスクリット語のパーラム、パーラミターの意訳で到達・成就といった意味があり彼岸に至る=悟りを開くための超えるべき川の向こう岸に、いわゆる「涅槃(悟りと同じ意味で煩悩の無い世界)」があるとされています。 春分の日と秋分の日は昼夜の長さが同じになります。 仏教ではあの世は西に存在すると考えられており、太陽がこの春分・秋分の日には真西の方角に沈む日になります。 こういった事があり、この秋分の日と秋分の日は、この世とあの世の距離が、最も近くなる日と考えられており、このお彼岸の期間に、供養をしっかり行う事によって、極楽浄土へ行けると考えられています。 ただし、お彼岸自体は日本仏教のみに存在するもので、世界各国にある仏教にお彼岸というものは存在しません。 日本では、この時期にはお墓参りをして墓石を掃除したり、お仏壇を掃除したり、馴染みのあるお寺の彼岸会(ひがんえ)と呼ばれる法要に参加したりします。 お彼岸の準備や御供え物 基本的に準備としては、先ほども書いた通りお仏壇・仏具のお手入れやお掃除を行います。 また、墓石がある場合はお墓のお掃除も行います。 御供えに関しては、お彼岸の御供えは基本的に春が「牡丹餅」秋が「おはぎ」になります。 これは、春のぼたもちはが春の花でもある牡丹の花にちなんでおり、おはぎは秋の花である萩の花にちなんでいます。 御供えした後は自分たちでしっかりといただきます。 御供えしたものを自分たちが食べる事で、神仏力を自分たちに取り込むといった意味も込められています。 また、今の時期春のお彼岸も秋のお彼岸の時期も、年度によっては非常に暑い時期もあります。 ぼたもちもおはぎも生モノですから、そのあたりについてもしっかりと注意をしておきましょう。

次の

「お彼岸」2020年はいつ?意味とお盆との違いについて

秋の彼岸はいつ

2020年 秋分の日と秋のお彼岸の期間は? 秋のお彼岸は、秋分の日を中日(ちゅうにち)とし、その前後7日間がお彼岸の期間となります。 2020年の秋分の日は9月22日(火)ですので、お彼岸の期間は 9月19日から25日となります。 2020年 秋彼岸の日程 彼岸入り 9月19日(土) 秋分の日 9月22日(火・祝日) 彼岸明け 9月25日(金) なお、2020年の春のお彼岸の期間は下記の通りです。 2020年 春彼岸の日程 彼岸入り 3月17日(火) 春分の日 3月20日(金・祝日) 彼岸明け 3月23日(月) お彼岸とは? お彼岸とは、春分の日、秋分の日を中日とする前後7日間のことです。 この時期に営む仏事も総称して彼岸ということもあります。 仏教用語では、サンスクリット語で「波羅蜜多」を訳した「到彼岸」から出た言葉です。 人々が暮らすこの世「此岸(しがん)」に対し、向こう岸の世界、迷いがなく、生死を超越した悟りの境地に到達するという意味です。 お彼岸の期間は、浄土へ生まれ変わりたいと願い、布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)という 正しい6つの行いを実践する時とされています。 お盆が先祖の霊がこの世に戻ってくるのに対し、 お彼岸はこの世から浄土へ近づくために修行をする期間です。 ある意味、 極楽浄土にあこがれる期間と考えるとわかりやすいかもしれません。 どうして春分の日と秋分の日がお彼岸になったの? 春分の日と秋分の日は、それぞれお彼岸の中日にあたります。 この日は太陽が真東から昇り、真西に沈みます。 真西というのは、阿弥陀如来の西方極楽浄土があるとされています。 太陽が極楽浄土に向かうと考えられたことから、お彼岸になったという説が一般的です。 浄土宗や浄土真宗の根本経典である浄土三部経のひとつ、『観無量寿経』には、極楽浄土を見るための修行のひとつとして、日想という修行があります。 沈む太陽に向かって、西方浄土を思い浮かべて瞑想する方法です。 あいにく、この経典そのものには「お彼岸の中日に日想をする」とは書かれていません。 しかし、中国の浄土教の高僧、善導が記した『観無量寿経』の注釈書に 、春分、秋分の日の日想について、「阿弥陀仏の国は日没のところ(真西)にある」という記述があり、これが日本のお彼岸の基になったといわれています。 お彼岸の中日、春分の日と秋分の日は、誰が、どうやって決めるの? 法律で「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と定められた秋分の日 春分の日、秋分の日は、「国民の祝日に関する法律」によって祝日と定められています。 その目的については、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、そして 秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と定められています。 しかし、これらの祝日は法律では具体的に月日が明記されておらず、それぞれ「春分日」、「秋分日」となっています。 正しい秋分の日がわかるのはいつ? 毎年、春分の日は3月20日から21日ごろ、秋分の日は9月22日から23日ごろになりますが、正確な月日は、国立天文台によって決められています。 毎年2月1日の官報(行政機関の休日にはその翌日)に、翌年の暦を日本の公式の暦「暦要項(れきようこう)」にまとめて記すことで、はじめて正確な日付がわかります。 春分の日と秋分の日の定め方 太陽の移動する黄道と、地球の赤道を延長した天の赤道の交わる点を、春分点と秋分点といいます。 太陽がこれらの点を通過する時を、春分、秋分、そしてそれらを含む日を、 「春分日」「秋分日」といいます。 さらにこれらの日が、国民の祝日に関する法律によって、それぞれ春分の日と秋分の日になるというわけです。 なお、春分の日、秋分の日はともに、昼の長さと夜の長さが同じといわれていますが、正確には昼の方が若干、長いようです。 これら春分の日、秋分の日を中日にして、前後3日間が春と秋のお彼岸になります。 どうしてお彼岸の日にお墓参りをするの? 春分、秋分は、季節の節目を表す二十四節気のひとつです。 お墓参りをはじめ、お彼岸の時期に仏事ごとが多くなる理由については、主に3つあります。 昼と夜の長さが等しく仏教の中道の思想に合うから、天地の諸神が交代する日だから、そして、太陽が浄土のある真西に沈むからという説です。 お彼岸は中道思想に合うから ひとつは、中道を大切にするという考えです。 仏教の中道というのは、偏りを持たないということです。 執着せず、正しい判断で行動するといった意味があります。 春分の日、秋分の日は、昼と夜の長さが同じということから、 中道の思想にも合うため、この日にお墓参りや法要などを行うという説です。 お彼岸は八王日に当たるから 次に、八王日に善行を行うとよいという考えがあります。 八王日とは 立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至のことを指します。 季節の変わり目となるこれらの日は、天地の諸神・陰陽が交代する日とされていました。 この日、閻魔大王をはじめ神々が世を巡回し、 人々の行いを記録すると考えられているため、善行を積むようにという説です。 西方浄土に生まれ変わるための行いをするのにふさわしい日だから そして、春分と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むからという説。 先述のように、 阿弥陀如来の極楽浄土は真西の日が沈むところにあるということから、この日、多くの人に阿弥陀如来がいるところを正しく示して、浄土に生まれ変わるための行いをしましょうというものです。 これらの仏教的な意味づけのある説のほかに、もともと日本では 季節の変わり目には、豊穣を祈るさまざまな信仰がありました。 これらが融合することで、お彼岸が死者を供養する日という意味を持つようになったと考えられています。 また、 春と秋の 過ごしやすい季節であるため、お寺などで人が集まる行事が行いやすかったという説もあります。 日本でのお彼岸の歴史 お彼岸に仏教的な行事を行うのは、世界中でも日本だけの風習といわれています。 平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化されたという歴史があります。 平安時代に記された歴史書『日本後記』によると、 806年に彼岸会が行われたという記録があるようです。 また聖徳太子の時代からともいわれています。 このほか『蜻蛉日記』や『源氏物語』、『更級日記』など平安時代を代表する、日記や物語にもお彼岸についての記述があります。 一方、 お彼岸の時期にお墓参りに行くという習わしがはじまったのは、江戸時代の中期以降といわれています。 気候もよく、江戸っ子たちにとっては格好の娯楽としての意味合いもありました。 またこのころ、 六阿弥陀参りといって、彼岸の時期に6ヵ所の阿弥陀仏をお参りするということも流行ったそうです。 地域によっては、仏教とは直接関係のない行事も行われていました。 春分の日、秋分の日、もしくはお彼岸期間中の1日を選び、午前中は東に、午後は西に歩くことで、太陽のお供をするという「日迎え」「日送り」。 お彼岸の時期に山に登る「彼岸籠り」。 また、お盆と同様に、火を焚いて先祖の霊を招くという習わしもあったそうです。 なお、仏教行事とはやや異なるかもしれませんが、中国では清の時代、王侯貴族が春分と秋分の時期に、始祖や歴代君主の祠廟の祭祀を行っていたようです。 先祖供養という意味合いでは、必ずしも日本独特の行事とはいえないかもしれません。 年忌法要と比べお彼岸のお布施は割安?お彼岸のお布施の目安 お彼岸の時期にお寺で行われる法要を彼岸会といいます。 この「彼岸会」を一般に親しみやすく呼びならわしたのが「お彼岸」ともいわれています。 このお彼岸の法要に出席する、また菩提寺などにお墓参りをする際には、お寺に対してお布施を包むのが通例です。 この時、お布施の目安は、各家庭とお寺との関係にもよりますが、 一般的にはおよそ3,000円から1万円程度といわれています。 葬儀や新盆、一周忌、三回忌といった年忌法要などと異なり、お彼岸の法要は合同法要になります。 そのため、個別に行う法要よりは、やや低めといわれています。 また、個別に法要を営むこともできます。 この場合、 お布施の目安は3万円から5万円程度となります。 お寺の都合もありますので事前に希望の日程を伝え、日を決める必要があります。 このほか、お墓に建てる卒塔婆を依頼する場合、 塔婆料として3,000円から5,000円を包みます。 また、菩提寺がないという場合には、などもあります。 初彼岸とは? また、故人が亡くなって、四十九日を過ぎてはじめて迎えるお盆を新盆、初盆というのに対し、四十九日後はじめて迎えるお彼岸を初彼岸といいます。 お墓参りに行き、仏壇にお供えをして故人を偲ぶ、またこの時期に菩提寺などで行われるお彼岸の法要に参加するなどというように、新盆、初盆のように特定の故人のために大々的に法要を営むというよりは、身内の中での行事という傾向があるようです。 お彼岸のお供え物は? お彼岸のお供えといえば、おはぎとぼた餅が定番です。 秋は萩の花が咲くことから秋のお彼岸にのお供えにはおはぎ、春は牡丹の花が咲くことから、春のお彼岸のお供えにはぼた餅、という説が一般的です。 しかし、そもそもおはぎとぼた餅の違いやその名前の由来についても、あまり明確ではありません。 例えば、秋彼岸のお供えのおはぎは、小さく、しとやかな萩(はぎ)の花をイメージして、上品で小ぶりのもの。 一方、大きくて豪華な牡丹の花をイメージしたぼた餅はおはぎより大きいという具合。 このほか、材料となるもち米とうるち米の違い、突き方の違い、つぶあんとこしあんの違いなど諸説あります。 同様に、おはぎやぼた餅は、夏には夜舟、冬には北窓と呼ばれることもあります。 これはいずれもその作り方によるものです。 餅を搗くわけではなく、蒸したお米をすりこ木でつぶして作ります。 そのため、夜の舟のように、「いつ着いたかわからない」とうことから、「着き知らず」、そして「搗き知らず」となります。 一方、「搗き知らず」から「つき知らず」となって、「月知らず」と変化したのが、北窓です。 北の窓から月が見えることはないので、そこからこの名称が生まれたというわけです。 お彼岸の時期に適した供花とは? お彼岸の時期に、お墓やお仏壇にお供えする花には、菊やカーネーションなどがあります。 白い花はもちろん、黄、紫、赤、ピンクといった明るい色合いの花も選ばれています。 選ぶ基準としては、季節の花や、故人が好きだった花、または故人をイメージさせるような花がふさわしいといえるでしょう。 しばしば、バラなどとげのある花や、香りの強すぎる花、毒のある花などは、仏花としてお供えするのにはふさわしくないといわれる場合もありますが、最近はあまり気にする方も少なくなったようです。 また、生花店でも、お彼岸の時期には お供え用に仏花のアレンジメントが多数用意されています。 色合いや花の種類なども豊富なため、ふさわしいものが選べます。 さらに、花束タイプのものだけでなく、バスケットのものも多数あります。 インターネットでの注文を受け付けているところもあります。 予算とイメージに合わせて選ぶとよいでしょう。 お彼岸とお盆を比べてみると? 今もなお、私たちの日々の暮らしの中で息づいている仏教の行事には、春と秋のお彼岸のほか、お盆もあります。 お彼岸とお盆の意味、やることなど簡単に比べてみました。 一年の中でも気候のよい、過ごしやすい時期でもありますので、お墓参りなどに行かれてはいかがでしょうか? お寺での法要に参加してみるのも、いいかもしれません。 また大切な方を亡くされてはじめてのお彼岸という場合、この時期にお墓やお仏壇などを検討する方もいらっしゃいます。 法要のお寺のご紹介、お墓やお仏壇のことまで、お葬式のアフターに関することも、ご不明なことがありましたら、「いい葬儀」にお気軽にお知らせください。 また、2020年の春のお彼岸については、をご覧ください。 いい葬儀で葬儀場・斎場を探す エリアを選択してください 北海道・東北地方 探す• 関東地方 探す• 中部地方 探す• 関西地方 探す• 中国・四国地方 探す• 九州地方・沖縄 探す• いい葬儀の鎌倉新書が運営するサービス•

次の